WEBIMPACT 公式ブログ

プレスリリース、開発事例など、ウェブインパクトの取り組みを紹介しています。

BONX社と業務提携、音声コミュニケーションサービス「BONX WORK」の販売とSIパートナーとして締結

ウェブインパクトは、チーム向け音声コミュニケーションデバイス「BONX BOOST」の販売及びチームのパフォーマンスを最大化する現場コミュニケーションのワンストップソリューション「BONX WORK」を展開する株式会社BONXと法人向けビジネスにおけるSIパートナーとして業務提携いたしました。

 

BONX社は音声コミュニケーション技術を活用し、現場の業務効率化とチームの生産性向上を支援するサービス、デバイスを提供しています。
ビジネス向けアプリ「BONX WORK」は、インターネットを介して距離無制限の音声通信が可能であり、建設現場や介護施設などさまざまな業種で活用されています。
また、「BONX WORK」向けに提供されている音声通知APIを活用することで、普段業務で活用しているSlackなどのコミュニケーションツールや基幹システムのテキストメッセージを、BONXを通して現場に音声で届けることが可能になります。

 

BONX社との業務提携にあたりウェブインパクトは、法人向けクラウドサービスの導入先やニーズが合致する市場に対してBONXを提案するとともに
30年以上に渡りシステムインテグレーターとして活動してきた経験を活かし、BONX社のサービス・APIを活用した業務システムの構築に向けたSIを提供することを目指します。

 

BONXを活用した業務システムづくりに関するご相談は、ぜひウェブインパクトまでお問い合わせください。

お問い合わせ窓口:
 株式会社ウェブインパク
 担当:営業部 伊藤
 https://www.webimpact.co.jp/pr_contact/?q=bonx

尚、BONXデバイスの購入のみのご相談に関しましては直接BONX社へお問い合わせください。
 株式会社BONX
 https://bonx.co/ja/

留学生受け入れで実践するダイバーシティ推進

当社は「共創カンパニー」として、国籍・バックグラウンドなどを超えて価値を生み出すダイバーシティを推進しています。

今回は、ダイバーシティ推進の取り組みの一つとして留学生を受け入れた事例を紹介します。

企業としてのダイバーシティへの考え方

今、日本には多くの外国人がいます。そして、これからの少子高齢化による人材不足に対応するためには、外国人人材の手が必要です。この流れを円滑化するためには、ダイバーシティ、特に国際化への対応が大きな課題です。

その一歩として当社が取り組んでいるのが、留学生の受け入れ。留学生と共に価値を創りながら、多言語を意識した働き方をすることが、当社にとって、ひいては日本の生産性向上に寄与すると考えています。

インターン取り組み実施に至った背景と当社の思い

当社が重視しているのが「ダイバーシティ」です。多様な人材を受け入れ、その個性やスキルを最大限に発揮できる環境を提供するとともに、実務を通じて技術の向上やキャリア形成の支援に力を入れています。

今回、インターンを受け入れた豊橋技術科学大学とは、システム開発における技術提供や、アルバイト・インターン生の受け入れなど、事業と人材育成の両面で長年にわたる協力体制を築いてきました。このような取り組みを通じて、未来を担う技術者や研究者が成長できる機会を創出しています。

その一環として、海外から豊橋技術科学大学に留学中の学生をインターン生として受け入れることになったのです。このインターンシップでは、約3カ月間にわたり、当社の事業を実際に体験しながら技術を学び、現場での課題解決に挑戦いただきました。

インターン中の実際の取り組み

今回のインターンシップでは、フィンランドから豊橋技術科学大学に留学中の学生をお迎えしました。大学で日頃から学んでいるプログラミング技術を活かして、当社の実務を体験していただきました。

業務中のコミュニケーションは基本的に英語です。最初はGoogle翻訳などのツールを活用する場面も多くありましたが、プログラミングという共通言語の存在もあり、時間が経つにつれてお互いに口頭での会話がスムーズになり、仕事以外の日常的な交流も増えていきました。

インターンシップの模様や参加者の感想に関して、詳しくは下記をご参照ください。

留学生の受け入れは自社のダイバーシティへの理解にもなりました

留学生の受け入れは、自社にとっても大きなメリットになりました。なぜなら、外国人人材と話す機会を設けられたからです。実際に外国人人材とコミュニケーションをとりながら業務に取り組むことで、今後のダイバーシティ推進への自信につながったのです。

翻訳アプリを使いながらテキストコミュニケーションをとり、お互いの意思を伝え合うなど、まさに「共創」を体現する機会となり、視野を拡大するきっかけにもなりました。

当社の考えるダイバーシティ推進

当社は「共創カンパニー」として、今後も多様な人材を受け入れていきます。留学生だけではなく、様々な価値観を受け入れることで、新たな可能性が生まれ、新たな価値を創り出せるのです。

そのために、当社は多様な価値観が働けるステージを用意します。従来の価値観に縛られず、多様な価値観の人が挑戦できる環境を用意することも、企業が取り組むべきダイバーシティ推進の一つだと考えます。

終わりに

今回の海外インターンシップの受け入れを通じて、ダイバーシティ推進の意義と可能性を改めて深く実感できました。  当社では、今後も国籍や立場にとらわれない、多様な人材の採用と育成を推進していきます。

この度の取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、採用情報についても下記より詳細をご確認いただけます。皆さまからのご応募・お問い合わせを心よりお待ちしております。

 

ウェブインパクトで共に働きませんか?エンジニア募集!

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【産学連携】リアルタイムマルチキャストUnityアプリケーションの開発に協力しました

ウェブインパクトは、2023から2024年にかけて長岡技術科学大学 システム安全工学科が開発した『クレーンシミュレーションアプリ』を基盤として、映像配信システムの構築支援を行いました。

本システムはUnityによるアプリ開発であり、クレーンの操縦者の視点を投影するアプリ内の映像を、WebRTC技術を使って第三者にリモートかつリアルタイムに映像配信を行うものです。

長岡技術科学大学

ウェブインパクトが掲げる産学連携の重要性

ウェブインパクトでは元来、産学官連携に積極的に取り組んでいます。特に大学との連携は頻繁であり、技術協力のみならず人材育成の一環としてインターン生の受け入れなども行なっています。

大学との連携を深めるべき理由の一つとして、大学は専門的な研究機関であり日々素晴らしいアイデアを創出し続けている一方、アイデアを具現化し商業活用される状態となるには、当社を含め産業界との協力・連携が不可欠であるということが挙げられます。

この度の長岡技術科学大学との産学連携においては、研究によって生まれたアプリの価値を、当社の技術力と事業運営のノウハウをもって更に向上することができました。

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実際の取り組みと活用技術

大学の研究では最先端の事柄に取り組むため、その研究結果を実際のプロダクトとして具現化する際には、先進性のある技術が求められるケースが多くあります。

今回、クレーンシミュレーションアプリのリアルタイム映像配信のシステム構築を手がけるにあたって、当社では下記2つの技術を活用しました。

・WebRTC

GPUサーバー

WebRTCを使った映像リアルタイム配信

左:操作しているユーザー(最初に再生ボタンを押したユーザー)の画面
右:リアルタイムで映像が共有された(2番目以降に再生ボタンを押したユーザーの)画面

WebRTC(Web Real-Time Communication)とは、アプリやサイトの中で、直接、リアルタイムに音声や映像データの送受信を可能にする技術です。 

元々、長岡技科大が開発したクレーンシミュレーションアプリは、Unityで単体で動くように構築されていましたが、今回の要件として操作を行ったプレーヤーの映像を他のプレーヤーのPCブラウザにリアルタイムに配信できるようにする必要がありました。

そこでシステムの中にWebRTCを採用することにより、アプリ上での映像配信を可能にしました。

参考:システム全体図

GPUサーバーのスペック検証

GPU(Graphics Processing Unit)サーバーとは、画像や映像処理に特化した半導体で構成されたサーバーのことです。

今回のクレーンシミュレータについて、実現すべき要件に対して適切なGPUスペックを検証し、最適なスペックをご提案差し上げることができました。

終わりに

今回の取り組みにおいて、ウェブインパクトでは産学連携において重要な取り組みが実現できたとともに、通常の事業過程では触れる機会のない高価なGPUサーバーを用いた検証・WebRTCを活用したシステムの構築を通して、非常に貴重な経験と知見を得られました。

 

今後もウェブインパクトは、既存の手法にとらわれず、新しい技術への挑戦を重ねることで、エンジニアとしての成長、またお客様へのサービスがより良くなるご提案ができるよう、挑戦を続けて参ります。

 

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「豊橋市 人材育成推進宣言企業」として宣言を行いました

ウェブインパクトは、このたび「豊橋市人材育成推進宣言企業」として認定を受けました。この認定は、愛知県豊橋市が推進する「豊橋市未来産業人材育成支援事業」の一環として、従業員の学びを促進する環境づくりやキャリア形成の支援等、人材育成に積極的に取り組むことを宣言する企業に与えられるものです。

 

豊橋市人材育成推進宣言書

豊橋市人材育成推進宣言書

 

この宣言は、当社が長年培ってきた技術力と経験を基盤としつつ、急速に変化する技術環境に適応し、さらなる成長を遂げるための指針となるものです。

 

宣言に至る背景と当社の考え

私たちの創業者がその可能性に魅せられて以来、ウェブを中心としたシステムインテグレーターとして約30年にわたり活動してきました。デジタル化の最前線で様々なクラウドサービスの開発に携わってきましたが、近年の急速なAIの発展はデジタルにおけるモノづくりを根本から変えつつあります。

そこで当社は、社員個々人のキャリア発展や、お客様に対し本当に価値あるものをお届けするためにも、AIをはじめとする新技術の発達に合わせた、エンジニア各自のスキルアップや知識のアップデートが重要であると考え、「豊橋市人材育成推進宣言」への参加と、社内でのリスキリング推進の取り組みをより一層強化することを宣言しました。

 

人材育成推進としての取り組み

取り組みの一貫として、当社では希望するエンジニアに対してAI技術を始めとする新技術の習得に関する研修等の受講機会を提供しています。これらの研修は、業務時間内に行われており、業務時間内に研修を実施することで、仕事と学習のバランスを取りやすい環境を提供し、社員の積極的な参加を促しています。

 

終わりに

今後もウェブインパクトでは、新たな技術習得や向上を目的に社員のリスキリングを推奨します。学びを共有しお互いに学び合う社内文化を育み、全方位的に人材を育成、ケアしていく会社を目指します。

その学びを日頃の業務に活かして、よりエンジニアたちがより付加価値の高い仕事を目指す環境を作ることで、クライアント様との共創の場で高い技術力を発揮できるよう取り組んで参ります。

 

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豊橋市美術博物館 市電と渥美線|現代と歴史を味わうインスタレーション制作

 

豊橋鉄道株式会社の創立100周年に合わせ、豊橋市美術博物館様の「市電と渥美線」の企画展に、私たちウェブインパクトも関わらせていただきました。

市電と渥美線展示会ポスター

展示会ポスター

 

今年で創立100年を迎えた豊橋鉄道の歴史を伝える写真や資料などおよそ180点が並んだ本企画。

豊橋市を走り続けた列車の歴史が並ぶ中、「現代の街並みを運転席から眺められるデジタルサイネージ」を、豊橋市美術博物館様と共創で展示させていただきました。

「何ができますか?」から始まった共創

今回の企画展に参画するきっかけとなったのは、学芸員様からのご相談でした。限られた予算の中で、この100周年という歴史的機会を意味あるものにするため、お声がけいただきました。この文化的な催しにデジタルがどのように関わることができるか、学芸員様と私たちエンジニアが一体となり、共にアイデアを練り上げました。

東日新聞7月19日掲載

東日新聞7月19日掲載

現代と歴史を味わうインスタレーション制作

歴史的写真や資料が並ぶ展示の中で、私たちはデジタルで何ができるかを模索しました。紡がれてきた歴史が美術博物館に溢れるその空間に、対比として現代の街並みを運転席の視点で眺める。そこに歴史を味わう余地が生まれると考え「美術博物館のサイネージに運転席からの映像を流したら面白いのではないか」と思いつき、今回の企画展で採用いただきました。

撮影は実際に列車を貸し切り、運転席からの撮影をさせていただきました。

 

路面電車の運転台撮影の様子

路面電車の運転台撮影の様子

今回の制作は、プロダクトの枠を超えた「空間」を創る仕事。デジタルとして、そういったインスタレーション制作に携ることは挑戦的な側面もありましたが、
会場ではその現代の街並みをじっくりと眺めるお客様の姿も見られ、豊橋鉄道の歴史を伝える写真や資料も並ぶ中、実際の音も流れるので、空間全体にいいアクセントを与えるものとなっておりました。


改めて共創として関わることができて良かったと感じました。

渥美線動画展示風景

撮影した動画の展示風景

文化的催しにデジタルとして共創する可能性

今回の取り組みを通じて、文化的催し事にデジタルを掛け算し、共創していくことへの意義を多分に感じることができました。

「この予算の中で、何ができますか?」というご相談に、エンジニアが直接的に関わり、アイデアを出し合うことは、私たちが大切にする「お客様の目線の先を見つめる」という考えにも通じるところで、たくさんの学びを得ることができました。

今後も業界問わず、たくさんの共創を通じて、社会にインパクトを与えられる存在になれればと思っております。

 

開催概要

会期:2024年7月13日(土)〜9月16日(月)  

会場:豊橋市美術博物館 

住所:豊橋市今橋町3-1 

観覧料金:一般500円

休館日 月曜日(7月15日、8月12日、9月16日は開館)、7月16日、8月13日

詳しくは公式サイトをご確認ください

 

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【地域貢献】豊橋市へ災害時におけるStarLinkの通信環境を提供

2024年7月3日、ウェブインパクトは中部地域の情報産業に携わる「中部IT協同組合」の一員として地域のIT企業らと協力し、豊橋市StarLink(スターリンク)の利用協定を締結いたしました。

東日新聞(7月4日)

東日新聞(7月4日)

東愛知新聞(7月4日)

東愛知新聞(7月4日)

 

StarLink(スターリンク)とは

低軌道通信サービスStarLinkとは、アメリカの実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業「スペースX」が手掛ける宇宙インターネットサービスです。災害時に既存の通信インフラが使用できなくなった場合も、中高度の宇宙衛星を利用して地上のアンテナを介しWi-Fi通信が可能となります。

 

アンテナは大人1人で持ち運べるサイズで、家庭用電力程度で使用できるため、災害時に予備電力などで使用が可能です。受信速度は携帯電話会社のサービスとほぼ同じ程度となり1台の設置で128台程度の同時アクセスができます。また今までの衛星通信の機器より格段に安い費用で使用できるというメリットもあります。

2024年1月に起きた能登半島地震の被災地でも、スペースXと大手通信キャリアの協力で同サービスを使用して避難所にWi―Fi環境が整備された実績があります。

 

ITイノベーション技術の伝道師として地域への貢献

このStarLinkを中部IT協同組合では、最新の通信技術の情報収集・研究のために以前より所有していました。

東海4県などの地域のIT企業で構成されたIT業界組織である中部IT協同組合は、「世界のITイノベーションを地域につなぐ伝道師となること」を組合の使命としています。研究で使用していたStarLinkで災害時に地域貢献できないかと考え、豊橋市防災管理課に情報を提供し、今回の豊橋市との協定締結につながりました。

中部アイティ協同組合|システム開発・インフラ構築・運用・保守

豊橋市協定締結式の模様

協定締結式の模様

 

協定締結式で浅井由崇市長は「災害時に一番重要なのは情報収集と連絡ができることだ。停電などが起きた時でも通信手段が確保できるのは、これ以上にありがたいことはない」と期待をお話しされました。

近年発生が予想される南海トラフ巨大地震への災害に備えとして、我々の強みとするITイノベーション技術の伝道によって、このような形で地域を支えることができて非常に嬉しく思いました。

ウェブインパクト代表木村と中部IT協同組合メンバー

ウェブインパクト代表木村と中部IT協同組合メンバー

 

今回のような事例により、今後より多くの自治体で災害時の情報インフラが導入されるきっかけとなれば、災害時により多くの人の安全につながるのではないかと考えます。

 

今後もウェブインパクトでは、最新ITイノベーションの研究を行い、それによる地域・社会貢献活動を積極的に行って参ります。

 

 

 

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【教育支援活動】「やまがたAI甲子園」で豊橋商業高校との共創プロジェクト〜地域貢献へのAI活用〜

 

2023年3月から約1年間、ウェブインパクトはやまがたAI部主催の「第4回AI甲子園inやまがた」において、豊橋商業高等学校をサポートさせていただきました。学生たちはAI技術を駆使して豊橋市を活性化させることを目指し、弊社の支援のもとでさまざまな取り組みを行いました。

AI甲子園inやまがたとは

やまがたAI部は、2020年8月に活動を開始した山形県内の企業、教育機関自治体が連携し、「One山形」として取り組むAIプログラミング教育を通じた「デジタル人材育成プロジェクト」です。参加校は山形県内に留まらず、現在では全国約40校の生徒が参加しています。やまがたAI部では、デジタル人材の育成に向けて様々な取り組みを行っていますが、その中でも一大イベントとして開催されるのが「AI甲子園」です。

 

AI甲子園inやまがたポスター

AI甲子園inやまがたポスター

AI甲子園は、各校が一年間の集大成を披露し、AIの技術成果を競うイベントです。今年度は2024年3月20日山形市商業高等学校の輸誠ホールで開催され、県内外から34校が予選に参加し、全15校、総勢140人の生徒が本戦に臨みました。

 

AI甲子園inやまがたパンフレット

 

豊橋商業高校への協力活動

ウェブインパクトは、豊橋商業高等学校のメンターとして月に一回程度訪問し、AI甲子園に向けたワークショップを開催しました。上半期では、やまがたAI部のオンライン座学動画を基にしたアドバイスを通じて、学生たちに実践的な学びを提供し、AI技術への関心を高める取り組みを行いました。学生たちは積極的に参加し、活発な質疑応答が行われました。

 

豊橋商業高等学校でのワークショップ

豊橋商業高等学校でのワークショップ

ウェブインパクトのエンジニアと学生のコミュニケーション

ウェブインパクトのエンジニアと学生のコミュニケーション

また、ワークショップでは豊橋ステーションビル株式会社代表取締役社長の浅野卓様に特別講演を行っていただきました。浅野様は、情報技術社会の未来を担う学生たちに向けて、豊橋市の活性化にAIを活用する方法についてのご指導をくださいました。学生たちはそのアドバイスを参考に、地域への貢献を目指して学習を進めていきました。

浅野社長による特別講演

浅野社長による特別講演

豊橋商業高校の学生たち

豊橋商業高校の学生たち。積極的な質疑応答が繰り広げられました

下半期では学んだことを基に、探究テーマと競技テーマの2チームに分かれてそれぞれ取り組み、甲子園本番に挑みました。

 

交通量調査×AI=豊橋を活気のある町にしたい!

AI甲子園では、2つのテーマによって審査が行われます。1つ目は競技テーマである、アナログ時計の画像からAIを使って時間を認識する「アナログ時計読み取りAI」です。本競技では、アナログ時計の⻑針と短針を読み取り、正確に時分を当てるAIを作成します。競技当日に運営より10枚のアナログ時計画像が提供され、制限時間20間で予め作成したAIにより時分を推定し、10枚分の差分合計が最も小さな高校が勝利となります。予選大会にて豊橋商業高校は、6位中4位の成績を収めました。

 

2つ目は、各校がそれぞれ地域の問題など好きなテーマをAIで解決する「探究テーマAI」です。解決したいテーマを設定し、そのテーマに基づいてAIを作成します。作成したAIの成果は、プレゼンテーション形式で発表し、その結果によって評価されます。「学食の売上向上をサポートするAI」や、「自転車で通学する高校生が危険箇所に差し掛かる際に注意を喚起するAI」など、各校から様々な探求テーマAIが発表される中、豊橋商業高校からは「豊橋市の活性化」というテーマに焦点を当てたAIについての発表が行われました。

 

まず、探求テーマAIを作成するにあたり、イベントが豊橋駅周辺の人口増加に影響を及ぼすという仮説を立てました。この仮説から、イベントの実施場所を工夫することで駅周辺が賑わうのではないかと考え、「Toyohashi SmartCity Project」から提供された人流センサデータと自分たちの学校行事として毎年行っている交通量調査のデータを活用し、「交通量の相関関係を分析し人流解析を行うAI」を作成しました。

 

人流センサとは調査範囲に設置したビーコンやWiFiアクセスポイント、そこを通行する人が携帯しているスマートフォンなどのモバイル端末との交信記録から、人の流れの変化を検知=センシングする仕組みです。ここから取得されたデータと交通量調査のデータを掛け合わせて、実際の人通りと人流センサとの間に相関関係を導き出せるのではないかと学生らは仮設を立てました。

人の流れを可視化したMapデータ

人の流れを可視化したMapデータ
分析手順:

①    まず、交通量調査の結果とセンシングデータの相関関係を分析

②    次に、イベントが開催された日のセンシングデータを人数に置き換えて分析

③    最後に、駅周辺が活発化するイベントの実施場所を推測

分析結果から、仮説通りにイベントの実施場所を工夫することで豊橋駅周辺の人流を増加させることが可能であることが分かりました。特に広小路やときわ商店街など、駅近辺でイベントを実施することで、他のエリアも増加する傾向が確認できました。

予選大会にて本探求テーマは第3位。2位との差は0.4点で本選出場まであと一歩という結果でしたが、審査員からは「データの整理・分析が細かくできていて素晴らしかった」と高評価をいただきました。

 

共創によるAIプロジェクトの成果と未来への展望

AI甲子園の最終結果は惜しくも予選敗退という結果になりました。しかし、今回のプロジェクトで制作したAIはウェブインパクトと豊橋商業高校による「共創」の賜物です。学生たちと共にアイデアを出し合い、試行錯誤を繰り返すことで、実際にAIを使って問題を解決する経験を積んでもらうことができました。学生たちはAI技術を理解し、自らの手でプロジェクトを進めるための基礎知識と応用力を身につけることができたのではないでしょうか。

 

今後もウェブインパクトは、このような教育支援活動を通じて、次世代の技術者育成に貢献してまいります。

 

 

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